長期インターン体験記⑥:企業が新卒採用においてインターンを導入するメリット・デメリット

こんにちは。

株式会社リライエで長期インターンをしている大学4回生の藤村です。

 

前々回は、「インターンを開催するべき会社とは?」というコチラの記事で、

企業はどのような目的を持ってインターンを開催すればいいのかについて説明しました。

 

コロナによる不況のなかでも継続して成果を出し続ける会社になるには、

「いかにいい人材を採用し育てるか」ということが大切になってきます。

中途採用者であれば過去の実績を参考にして「いい人材なのか」をある程度判断することができます。

しかし、過去の実績等で計ることができず、面接での数回しか顔を合わせない学生を採用する新卒採用では数回の顔合わせで「いい人材なのか」を判断することは難しいですよね。

そこで、新卒採用において学生を「いい人材なのか」判断するために最も有効的ないイベントが「インターンシップ」です。

 

しかし、インターンにはさまざまな種類があるので、

 

「うちの会社はどのインターンを開催すればメリットがあるんだろう?」

「インターン開催にはデメリットもあるんじゃないの?」

 

と疑問に思っている会社も多いようです。

 

そんな疑問を解消するべく、

今回は「企業がインターンを導入するメリット・デメリット」 と題して、

 

  • それぞれのインターンをどんな会社が開催することでメリットがあるのか
  • インターンを開催する際のデメリットとは

 

について説明していきたいと思います。

 


インターン開催における企業側のメリット

 

そもそもインターンは、大きく以下の2種類に分けることができ、短期インターンシップに関してはインターンの内容が異なってきます。

 

  • 短期インターンシップ(1日~数カ月間) 

☛セミナー・見学型:企業側が説明やプレゼンを行い学生が聞くもの

☛プロジェクトワークショップ型:社員や学生同士などでワークショップを行うもの

  • 長期インターンシップ(数週間~数年)

 

各インターンの種類やどんな会社はどのインターンを開催するべきかについてはインターンの種類・内容について詳しく説明したコチラの記事を参考にしてください。

 

全てのインターンシップに共通するメリットは、以下の3つです。

  • 入社後に発覚するミスマッチを防ぐ
  • 優秀な学生を早期に知ることができる
  • 学生の能力・適性を判断できる

 

入社後に発覚するミスマッチを防ぐ

 

インターンシップに参加した学生には、

 

  • どのような仕事をする企業なのか
  • どのような社風なのか

など、企業についてより学生に知ってもらうことができるので、新卒採用の選考にインターン参加を通じて志望度を強めた学生が応募してくることが期待できます

インターンシップを経験し、実際の社員や社内の雰囲気を知った上で応募してくる学生は、実際の仕事内容や社風に魅力を知った上で働きたいという思いを持っているため、

入社後に「思っていた仕事ではなかった…」「社風に合わなかった」などの理由で早期退職する新卒社員の離職を防ぐ効果も期待できます

 

優秀な学生を早期に知ることができる

 

遊びに時間を費やす学生も多い中、

インターンに参加する学生は、意欲が高く勤勉である傾向が高いです。

 

新卒採用活動では、そのようなモチベーションの高い学生を早期に知ることで、

他社に取られる前に良い人材を獲得する事ができ、いい人材を確保する確率を上げることができます

 

学生の能力・適性を判断できる

 

インターンシップでは学生と長時間をともに過ごすことが多いです。

そのため、面接では見えにくい学生の普段の姿や性格、業務への適性などを知ることができ、選考前に本当に優秀な学生を明らかにすることができます

インターンシップを通じて採用したいと考えた学生には早期選考などを案内するなどの優遇を行うこともできます

 

また、インターンシップに参加した学生が実際に新卒採用の選考に応募してきた場合、インターンシップの際の情報を参考にすることもできます

(ただし、選考の際にインターンシップでの学生情報を用いた合否判断は不適切と考えられているため、あくまで参考の情報に留めましょう)

さらに、面接時の情報だけでなく、インターン時の情報もあれば実際に採用した後、どの部署に配属すべきかという判断にも役立つことでしょう。

 

 

インターンシップを実施する企業は「より多くの学生に自社を知ってもらう・自社理解を深めてもらうため」にインターンシップを開催しています。

そのため、企業にとって、インターンシップが採用戦略の1つとして重要なものになってきます。

採用戦略としてインターンを活用するには、自社が学生に伝えたい内容を確実に伝えることができるインターンを開催しなければいけません。

 

以下では、それぞれのインターンの種類ごとにインターンを開催するメリットを説明していきます。

 


短期インターンシップを開催するメリット

 

(1)セミナー・見学型

 

短時間拘束のインターンシップは学生の集客がしやすい

 

短期インターンシップに参加してもらうことで、学生に、ホームページやパンフレットだけでは分からない、会社の雰囲気や業界のことを知ってもらうことができます

しかし、学生も忙しいので長時間拘束されるインターンシップに応募することには抵抗があるので、

せっかく時間と費用をかけて長期インターンシップを開催してもよほど知名度のある会社でない限り、応募人数が集まらない可能性があります。

短期間であれば、気軽に参加してもらいやすく、集客がしやすいというメリットがあります。

短期インターンシップでは短期間とはいえ、合同説明会や短時間の会社説明会とは違い時間があり、自社への選考応募を視野に入れている学生相手に伝えたいことをたっぷりと伝えることができることもメリットです。

 

インターン開催をたくさんすることで企業の知名度をあげることができる

 

大学や求人サイトなどに広報することで、企業の知名度をあげることができ、

学生の認知度が高くない企業にとっては、自社の認知度をあげて学生の応募人数を集める効果が期待できます。

 

(2)プロジェクト・ワークショップ型

 

学生の他者との関わり方を知ることができる

 

ワークショップやディスカッションを通して、

学生の「集団内での役割」「集団内でのコミュニケーションのとり方」などを見ることができます。

 

自社への志望度を上げる効果が期待できる

 

学生は社員から直接評価してもらえたり、

プロジェクトの成果発表など学校では体験することのできない経験をしたりすることで、

学生の満足感や成長実感を得ることができ、その結果、企業への志望度が上がることもあります。

 

長期インターンシップのメリット

 

就業前に学生に仕事への理解を深めてもらえる

 

長期インターンシップでは、長期間、実際の業務を体験するため、

学生にとっては、スキルや社会人マナーを身に付けることができるだけでなく、

「仕事の内容」や「仕事に関する自分の価値観」について理解を深める良い機会になります。

仕事への理解を深め、自分の適性に合っているかどうかも考えたうえで本気で働きたいと思って応募してくる学生を増やすことができますよ。

 

学生ならではの新しい視点を参考にすることができる

 

長期インターンシップでは、参加する学生に会社で社員のように働いてもらう機会をもうけることが一般的なようです。

学生を受け入れることで社内の雰囲気が変わり、社員に刺激を与えて活気が生まれることも期待できます

学生が会議や企画に参加したり学生にアイデアを求める機会を与えたりすると、

学生ならではのアイデアからも感銘を受け新事業が立ち上がるなどといった効果も期待できます。

 


インターン開催に伴うデメリット

 

インターン開催は、

 

  • 学生に自社をアピールできる
  • 会社の雰囲気や業界についてより深く知ってもらえる

 

などのたくさんのメリットがありますが、デメリットもあります。

以下では、インターン開催に伴う4つのデメリットについて説明します。

 

募集、面接、企画と多大な時間を要する

 

優秀な学生に参加してもらうためにも、選考は時間をかけて行う必要があります

また、参加学生に多くを学び、自社や仕事内容に興味を持ってもらうために、

基礎的なビジネスマナー、企業理念から実際の業務のノウハウまで、イチから説明し理解してもらう必要があります。

そのため、インターンの内容をしっかりと考えて準備するために企業はインターンの開催に多くの時間をかけなければなりません

また、インターン開催にあたってインターンでのプレゼン役、学生との交流係など、学生を受け入れるにあたって、何を誰に担当してもらうか決める必要があります。

通常の業務時間を割く必要があるため、普段から忙しい社員に理解とさらなる協力を求めなくてはいけません。

 

短い期間で企業の良いところを知ってもらうのが難しい

 

企業側は優秀な学生に自社への志望度を少しでも高めてほしいという思いがあります。

そのため、企業の良いところを学生に伝える努力をしますが、短期・長期どちらにせよ長くて1,2年です。

この短いインターンシップ参加期間の中で自社の良いところを知ってもらい、「ここに入りたい」と思ってもらうのは簡単なことではありません

 

実際に社員のように働く機会がある長期インターンなどでは実際に働いてもらう中でわかってもらえますが、

短期インターンはワークショップ形式やセミナー形式といった内容のみになる場合が多いので、

学生に良いところを理解してもらい、更に自分が会社で働くことのイメージを持ってもらうことなどはよほどの工夫を施さない限り難しいということはデメリットです。

 

集客が難しい

 

学生はよく名の知れた企業にインターン応募をする傾向が高いです。

しかし、B to B事業を行っているところなど、知名度がそこまで高くない企業は学生を集めるのに苦戦します

そのため、知名度を上げるためにも学生が魅力的だと思ってくれるようなプログラムを作ることが求められます

 

広告費やコストがかかる

 

インターンシップの開催には、学生を集めるためのインターンシップの広告費用や開催準備費などの莫大な費用がかかります

一部の大企業ではホームページにインターンシップの募集を掛けるだけですぐに先着順で埋まってしまいますが、

そうでない場合は、各種就職情報サイトや情報誌、大学での告知や学生の目に触れるメディアなど多くの場所での広告宣伝活動が必要になります。

その他、インターンで使用するパソコンや資料、遠方の学生への交通費や宿泊費の手配も検討しなくてはいけないため、かなりのコストを要します。

しかし、新卒採用にあたって合同説明会や企業説明会を様々な場所で多く開催するよりも、

インターンシップを開催するほうが低コストで採用に効果が見込めるというデータもあることから、

一度コストを見直してインターンと企業説明会の開催割合を検討してみる価値は十分にあるでしょう。

 


 

今回は、インターンを開催するメリット・デメリットについてご紹介しました。

インターン開催にはメリットもデメリットも両方伴いますが、より優秀な学生を採用し、早期で離職される確率を少しでも下げるためにはインターンを開催することをオススメします。

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